愛知県 廃石膏ボードのリサイクル・販売

愛知県西春日井郡豊山町豊場幸田196-1 TEL:0568-39-1353

石膏ボードリサイクル

石膏ボードリサイクルの重要性

石膏ボードリサイクルでつなぐ
未来への一歩

解体や建設現場で発生する石膏ボードは、単に処分するだけではもったいない資源です。リサイクルを通じて、環境への負荷を減らしながら新たな価値を生み出すことができます。

石膏ボードは建物の内装などに広く利用されていますが、取り壊しやリフォームの際には大量の廃材となってしまいます。そこで重要になるのが、石膏ボードのリサイクルです。まず、現場で発生した廃石膏ボードを回収し、汚れや付着物を丁寧に取り除きます。続いて、ボードを粉砕・分別することで、紙と石膏の部分をそれぞれ再資源化しやすい形に加工します。

再生された石膏は、石膏ボードの新しい原料やさまざまな製品の素材として活用されます。捨ててしまうはずだったものが再び役立つ姿に生まれ変わるため、環境負荷を抑えつつ資源を有効活用できる点が大きなメリットです。また、こうした取り組みが進めば、建設業界全体が自然との共生を目指す流れを加速させることにもつながります。小さな一歩から始まるリサイクルが、私たちの未来を支える大きな原動力になっていきます。

石膏ボードリサイクルの難しさ

複雑だからこそ、見過ごせない
――石膏ボードリサイクルの現実――

紙と石膏が一体化した石膏ボードは、簡単に捨てられない特性を持っています。どんな点が難しく、なぜ取り組む価値があるのでしょうか。

石膏ボードは、名前のとおり石膏と紙が貼り合わされた構造になっています。まず、この“貼り合わされた状態”を解体・破砕の段階でどれだけ正確に分けられるかが大きなカギになります。異物や金具などが付着しているケースも珍しくないため、分別が不十分だと再生資源として使いにくくなり、品質の向上が難しくなるのです。

リサイクル後の製品

生まれ変わる石膏ボード
――再利用される製品のカタチ――

解体やリフォームで出た石膏ボードが、分別・破砕を経て再び新しい形で活用されます。いったいどのように変化するのでしょうか。

石膏ボードは主に紙と石膏によって構成されています。リサイクル工程ではまず古いボードを破砕機にかけ、可能な限り石膏部分と紙を分離します。その石膏を細かな粉状に加工し、改めて建設用の素材として再利用する方法が代表的です。たとえば、再び石膏ボードの原料として使われたり、農業用の土壌改良材、建設用の地盤改良材として利用し、当社ではセメント原料としても再利用しています。

紙の部分も、化石燃料の代替となる固形燃料“RPF”の原料やダンボールなどの古紙原料として利用しています。

こうした再生の仕組みは、埋め立てや焼却を減らし、資源を循環させるうえで大きな役割を果たしています。企業や自治体も、リサイクルの技術が高い事業者と連携することで、持続可能な社会づくりの一翼を担っているのです。